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ディープインパクトが凱旋門賞出走で仏へ向け出発!!!!

日本のスーパーホース、
ディープインパクト(栗・池江泰郎厩舎、牡4)が
9日午前9時過ぎ、
世界最高峰レースの凱旋門賞に挑戦するため成田発の直行便でフランスに向かう。
ディープを運ぶのは競走馬の輸送経験豊富なJALカーゴ。
史上初の無敗3冠馬シンボリルドルフの米国遠征も同社のカーゴだった。
“ディープご一行様”は超VIP輸送で世界制覇に乗り込む。

                          ◇

史上初の無敗3冠馬シンボリルドルフの米国遠征から20年、
“2代目”の無敗3冠馬ディープインパクトが凱旋門賞挑戦のためフランスに向かう。

日本のスターホースを運ぶのは、JALカーゴ。
ルドルフも同社で遠征したが、カーゴも飛躍的に“進化”を遂げた。
セールス物流部の伊藤俊治氏によると、
まず飛行時間の短縮。
フランス遠征の場合、以前はアンカレッジ経由で15~16時間。
JALでは3年前から週4便、
パリ直行便を運航しており、所要時間は約12時間だ。

ディープが過ごすのが「ホースストール」と呼ばれるコンテナ。
高さ235センチ、幅244センチ、奥行き318センチのジュラルミン製で、
中仕切りで最多3頭まで収容。
今回は帯同馬ピカレスクコート(栗・池江泰寿、牡4)と2頭だが、
カイバの中身が違うため、
自分の食事と分かるように、バケツを吊るフックを新たに取り付けるなど、
“ディープ仕様”。ストールの内側は衝撃を吸収できるようなクッション性と
保温効果のあるビニールが張られている。

機内は、デジタルで温度調整。
離陸後、高度によって外気は激しく変化するが、
「まさにエアコン並みに1度単位まで要望に応じられます」と伊藤氏。
空気の流れなど厳しい注文にも対応し、
体調管理に万全を期す。担当の池江敏行調教助手、市川明彦厩務員も同行するが、
スタッフ用のスペースも大幅に改善。
ジャンボの2階にあたる部分に今年6月、ビジネスシート12席を設置。
調理に使うオーブンなどもビジネスクラスと同じものを導入。
高温スチームで温め、肉類などおいしい食事が可能になった。

社内には「ティームDI(DEEP IMPACT)」を結成。
「最高の馬に対して最高のサービスをしよう」(伊藤氏)と関係各部署が一丸となって
知恵を出し合ってきた。コンテナを積み込む位置、機内での空調、スタッフの座席など細部にわたって陣営と綿密に打ち合わせ。
カーゴを運ぶのは、1975年から共同運航しているエールフランス。
急な発進やターンなどでディープに負担をかけないよう慎重な操縦を依頼している。

最近では、
アルカセット(ジャパンC)、コスモバルク(シンガポール航空国際C)、
ダンスインザムード(キャッシュコールマイル)が、
遠征の往路にJALカーゴを使って重賞制覇。
同社では「(ディープにも)勝ち運を運べたら」と話す。
多くの関係者の創意と熱意、協力を得て、ディープインパクトが世界の頂点を極めに行く。


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