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強運ディープ!台風なんの無事仏に到着、猛暑の不安も一掃!

いよいよ、日本最強馬が海を渡った!
仏GI凱旋門賞に挑むディープインパクト(栗・池江泰郎、牡4)が
9日の午前10時13分、台風による出発延期の危機を乗り越えて、
JAL6461便で成田空港からフランスに向け出発。
約12時間のフライトを経て、フランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
先週まで猛暑が懸念されていた現地の気温も、ここにきて急降下。
スターホースらしい強運ぶりを発揮して、世界制覇への“好スタート”を切った。

                      ◇

台風接近の一大事にもあわてず、“平成の天馬”は悠然と大空へ羽ばたいた。
日本競馬界の至宝ディープインパクトが9日、
出発延期の危機を乗り越え、いよいよ世界へ進出だ。
帯同馬のピカレスクコート(栗・池江寿、牡4)とともに、凱旋門賞が行われる
フランスへと乗り込んだ。

9日の早朝4時45分に、出国検疫のため滞在していた美浦トレセン(茨城県)を出発。
6時30分に成田空港に到着した。
当初は8時30分(JAL6461便)の出発予定だったが、
前夜から台風7号が東日本に急接近。欠航によるスケジュールの変更を懸念する声も上がった。

だが、そこは特別な星のもとに生まれた“スターホース”。
予定より1時間43分出発が遅れはしたものの、
午前10時13分に無事フランスへと飛び立った。一昨年、タップダンスシチーが
輸送機トラブルに見舞われ、いったん渡仏を断念した悪夢が
関係者の頭をチラリとよぎったが、ディープは違った。

「ディープは、リラックスしていました。飛行機の出発は遅れたけど、
(美浦からの)輸送自体はスムーズでしたし、フランスへ飛んでいく飛行機を見送って、
“ヨシッ、これからだ”と思いました」。テレビカメラ6台、40人以上の報道陣が詰めかけた
成田空港内の会見場で、池江泰郎調教師は世界戦への決意を新たにした。

台風のピンチさえはね除けたディープの強運ぶりは、
これだけにとどまらない。先週まで猛暑が心配されていたフランスは、
ここにきて気温が急降下。今後1週間の予報では、パリ市内の最高気温は25℃、
最低気温に至っては10℃。真夏の猛暑が未経験だったディープにとって、
昨夏、避暑地に選んだ札幌競馬場と同じような気温は大歓迎だろう。

「フランスにいるユタカくん(武豊騎手)からも、
“最近は涼しくなってきたし、(来る)タイミングがいいですね”と連絡を受けました」
と指揮官は笑顔で語る。

シャルル・ド・ゴール空港には、
現地の9日午後2時56分(日本時間同日午後9時56分)に到着した。
空港到着後は検疫を受け、パリ近郊のシャンティーにあるカルロ・ラフォンパリアス厩舎へ移動。
10月1日までの1カ月半、そこで凱旋門賞制覇へのトレーニングを積むことになる。

「万全を期して早めに輸送するわけだし、
現地でも体調を崩さずに調整したいですね。ディープの力を存分に発揮できる状態に仕上げて、
日本の代表として、レースを迎えたいと思います」

“10・1”への強い決意を胸に、池江郎調教師も10日に、フランスへ飛び立つ。
“Team・Deep”の世界最高峰への挑戦が、今、ついに始まった。


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kenta-ok

今回の報道で国際輸送の実態を知りました。
by kenta-ok (2006-08-11 22:30) 

SundaySilence

kenta-okさんniceとコメント
ありがとうございます。
by SundaySilence (2006-08-16 00:19) 

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